むし会議

むしのさえずり

2018年元旦からKis-My-Ft2にはまった話-4

 

ツイッターで拾ったキスマイ画像は200枚を超えた。

私はすっかり玉ちゃんのファンになっていた。

 

玉ちゃんは可愛い。
いろんな表情を見せてくれる。

 

特に気になったGIF画像がある。
それは、ほんの一瞬でよく分からなかったが多分コンサートの一部のようだった。


『はあ幸せ萌え萌えキュン』


という歌詞に合わせて玉森くんが黄色いペンライトを両手で持って『キュン』と首を傾げる瞬間だ。

 

再び私に衝撃が走る。
あまりに可愛すぎた為、玉森くんというのは人間とはちょっと違う何か神聖な生き物なのかも知れないと思った。
2秒程度の動画をひたすら繰り返し、これのロングバージョンはないのかと探した。
そもそもこれは何の映像なのか。
調べた結果、2016年のライブツアー『 I SCREAM 』にて行われた宮田俊哉のソロ曲『ヲタクだったってIt's Alright!』の一部であったと判明した。
私はその動画を血眼になって探した。
いけないとは分かりつつ、アップロードしている人を探しまくった。

 

「俺とかガヤはこーいうのやっちゃだめなんだって」

 


見つけた。

自分や藤ヶ谷のようなイケメン枠はヲタ芸なんかやったらイメージダウンに繋がるからNGなのに・・・と呆れながら登場してきたかと思いきや、曲が始まると本気でヲタ芸を打つ玉森くん。

私は頭を抱えた。
こんなことがあっていいのだろうか?
そもそもヲタ芸とは所謂キモヲタが必死になって全身で興奮を表し、場を盛り上げる踊りではないのか。
見ている側が引いてしまうような踊りではないのか。
私の中での玉森くんはイメージダウンどころか急上昇している。


そこで私はふと疑問に思った。
コンサートは数ヶ所、数日間に渡って開催される。
上記のコンサートは4ドーム、計11日行われたらしい。
ということは11種類の『萌え萌えキュン』があるのだろうか。

 

その後もうひとつ関連動画を見つけた。
それは1つの画面を数コマに割って、数パターンのヲタ芸部分を同時再生させるという大変有難いものであった。
やる気なく踊る玉森くん、可愛く踊ってみせる玉森くん、全身全霊髪を振り乱して踊る玉森くんが一度に見れた。


もっと見たい。


もう無意識だったと思う。
私はAmazonを開いて、検索窓に「I SCREAM」と入力した。
表示された初回版のDVDボックスをなんの躊躇いも無くカートに入れ、決済した。
もちろんお急ぎ便で翌日受取である。プライム会員でよかった。


今振り返れば、この時はアラサーなのにとか今後がとかそんな戸惑いは一切無かったのではないだろうか。
ただ沼にずぶずぶと足をとられていく感覚がこの上なく気持ちよかったことだけは今でも覚えている。

 

続く